それは水と土の戦いだった(我が家の新潟地震伝(2))

そしてその時が来ました。

　1964（昭和39）年6月16日13時2分、

新潟県粟島南方沖40kmを震源とする「新潟地震」が発生－地震の規模はM7.5。

　ひび割れた道路（下大川前通り近辺と思われる。）

　はじめに申し上げておきますが、地震当日とおぼしき祖父の写真記録はありません。

　平日昼間の突然の出来事で、きっとそれどころではなかったのでしょう。
避難所へ向かった？かもしれません。
　
　さて、後の研究では新潟地震は長周期地震動だったということだそうで、
ガタガタッ！というよりユッサユッサという感じの揺れだったんでしょうか。

　一般に建物はこの地震周期と同調（共振）すると大きく被害を受けます。
新潟地震の場合、木造低層建物と波長の合わない揺れだったため、揺れによる直接的な建物ダメージは実は意外に少なかったんです。

　そのかわりクローズアップされたのが、大規模な…

温故知新潟
2014.05.20 （03:09）